最終的な目的は自立への支援です
訪問介護サービスを利用できるのは「要介護1~5」の認定を受けた人です。自力での生活が難しく、日常生活を送る為に人の介助を必要とする人が要介護1~5に認定されます。
また、「要支援1・2」の認定を受けた人は「介護予防訪問介護」というサービスを利用できます。日常生活の一部に介助を必要とする人が要支援1・2に認定され、介護予防訪問介護サービスには週の利用回数に制限が設けられています。
また、介護予防訪問介護では、あくまでも要介護状態への予防を主な目的としています。最終的な目的は自立への支援です。そのため、身体介護よりは生活援助を重視したサービス内容となっています。
訪問介護サービス内容
高齢者や障がいのある方が可能な限り居宅(在宅)において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことや社会参加を容易にするために訪問介護、介護予防訪問介護、居宅介護、重度訪問介護、外出介護等の多様なサービスを迅速且つ適切に行う事を目的としています。
身体介護の具体例
- 食事介助:調理・摂食・口腔ケアなど食事をとる際の支援
- 入浴介助:入浴の準備・全身又は部分浴など入浴の際の支援
- 身体整容:衣服の着脱・清拭など着替えの際の支援
- 更衣介助:衣服の着脱の支援
- 外出介助:通院など必要な外出に対する支援
- 体位変換:寝返り介助など血行障害や床ずれを予防するための支援
- 排泄介助:トイレの介助・おむつ交換・着脱・始末など排せつの際の支援
- 歩行介助:歩行・車いすでの移動介助など一人での移動が難しい場合の支援
- 清拭:入浴ができな場合に体を清潔に保つ支援
生活援助の具体例
- 掃除:家の掃除(利用者の掃除方法を把握する)
- ゴミ出し:収集日に合わせてゴミ出し(場合によっては収集場所の掃除も行う)
- アイロンがけ:必要な場合のみ
- 洗濯:洗濯から収納まで
- 料理:献立・買い出しから片付けまで
- 買い物:生活用品の買い出し代行
- ベッドメイク:シーツの交換・布団の上げ下げなど